『お金の価値』
『お金の価値』
みなさんはお金についてどのような印象を持っていますか?おっさんは正直言って未だにはっきりとした答えは出ていないのですが、確実に言えることとして「世の中の欲を反映している基準の一種」であるだけで、実態はフワフワとした存在でしかないように思っています。
欲が大きくなると価値を上げ、小さくなると下げる。要するに、バーチャルなはっきりとした定義付けのできないもの。株式の時価総額などは正にそれを如実に表しており、その価格で全てを売却することができた場合の総額であり、実際に売ろうとすれば途端に値を下げることとなるので、実際には何の意味もない数字だと思えます。
現在の通貨は金本位制でも銀本位制でもないので、信用の裏付けとなるものが存在しない状態で流通しています。兌換紙幣ではなく、言わば、仮想通貨と同じです。
二度の世界大戦が起こった大きな理由のひとつがこの金本位制だったことは、学校でも一切教えて貰えません。(アメリカは世界一の経済大国だとされていますが・・・・これが公になると世界基軸通貨であるドルは只の紙クズとなりますね)
もっと言うと、硬貨は造幣局で作った【お金】ですが、紙幣は国立印刷局で印刷した【紙の券】ですからね。お札には銀行券と書いてあります。だから世界一価値のある「お金」は500 円硬貨だと言えます。今の内に貯めるなら、500円玉ですね(笑)
2024年に新紙幣が発行されます。下手をすると旧紙幣(諭吉さん他)は無効とされる可能性だってゼロではない。先の大戦後預金封鎖が行われた歴史もあります。
陰謀論だと笑う人もいらっしゃると思いますが、万が一の可能性を常に意識する必要があると私は考えています。
大袈裟に言うと、明日から1万円で家が建てられるとみんなで決めたら建つし、卵一個しか買えないと決めたら買えなくなるんです。そんなアバウトな共通認識の中で成り立っている何とも不安定な存在なのです。屁理屈と言われるかも知れないけど、現実にそうなのだから仕方ない。
だからおっさんには、目の色を変えてお金を追いかける人々が滑稽に映ってしまうのかも知れません。従って、政府の借金である国債を返済する手段として、日銀がバンバン紙幣を印刷しても何の問題もないと考えることができるわけです。
お金は、意味のあることに使うことで本当の意味で価値を持つ、崇高な存在であるのではないかなと最近感じるようになりました。どうなんだろう