前回の記事で『輪廻転生』について話しました。今回はもう少し掘り下げた話をしてみようと思います。少し難しいかも知れないので、頭で考えるより、心で感じるようにしてみるとわかりやすいかも知れません。では始めますね。

『一期一会』

人類は、アダムとイブがGODに拠って創られたことを起源とする、と教える宗教がありますが、実はそうではなく、お猿さんから進化を始め現在に至ります。人類の祖は、お猿さんと遺伝子組替を施した地球外生命とのハイブリッド種に拠るものだと思います。

そして前回説明したように、一般的に心(魂)と肉体は一緒に存在はするのですが、一体ではありません。心技体という言葉があります。人間はその人生に於いて、魂と肉体を一体にしようとする修行を行うべきなのかも知れません。

魂は何度も生まれ変わるという説明もしましたよね。それを仏教用語で『輪廻転生』と言います。私が感じるところに拠ると、何度も人生を繰り返すことで学びを会得した魂は、最終的に宇宙に還ることになります。

みなさんが知っている言葉で言うと『成仏』といえば良いのかも知れません。大学の単位の様なものだと考えてください。全ての人に同じような単位取得が求められています。たまたま今世が貧乏だったり、不遇な人生なだけです。逆にお金持ちだったり、障害を持って生まれたり、男だったり、女だったり。とにかく全員が全ての単位を取るまで卒業はできないと言うことです。

肉体は、全て宇宙にある物質から構成されているのですが、宇宙はとても大きいですよね。その大きな宇宙の中の、小さな小さな星の、これまた小さな生命。それが私たちなのです。私たちの体を宇宙に置き換えてみると、小さな細胞が私たちのような存在だと言えます。

地球上の生命が助け合って共存していかなければ、一部がガン化した細胞のようになってしまい、最終的には全身がガン細胞で冒されてしまうと考えることができます。ですから人類はみなきょうだいだと教わったのだと感じます。他人事でいることへの戒めであると言うことです。

細胞は、私たちに自覚はなくとも数日置きに入れ替わっているそうです。ちゃんと進化をしてくれているのですね。でも100年程度で老朽化してしまいます。ですから、生きているときに『肉体の欲』を満たそうとしてもあまり意味はありません。それよりも、魂の修行をするための大切な道具として、健康であるようにしてあげることが大切だと考えています。

ところで、本能って言葉は知っていますよね。教えてもいないのに勝手にできるようになっている、生まれつき持っている能力のことを指しますが、例えば、呼吸をしたり、危険を感じたらとっさに手を翳したりする行動。そんなものを言います。人を好きになったりすることも含まれるのかも知れませんね。では、なぜこんな本能を身に着けているのでしょう。

実は、生まれ変わることが大きく関係していると私は感じています。今までの経験や、遠く祖先から受け継いで来たもの。それを遺伝子が記憶しているのだと私は感じています。初めて行ったはずの場所がなんとなく懐かしく感じたり、結婚相手に一目逢った瞬間に電流が走った、という話も良く聞きますよね。恐らくそれらも同じ現象だと言えるでしょう。

そして輪廻は、今あなたが生きている関係により近いところで起こることになる。

『縁』という言葉があります。今のあなたに縁がある人は、過去にも未来にも関係がある人たちなのです。今は親子でも、過去では恋人同士だったり、友人だったりしたはずです。また未来でも同じことが言えます。だから、全ての出会いや縁を大切にして欲しいのです。

『一期一会』とは、全ての出会いに感謝して、全力でご縁を大切にしましょうという意味の言葉です。一つひとつの出会いには一切無駄はなく、全てが大切な教えとなります。それを感じて学びとしてください。来世でも必ず再会することになります。どういう形であれそうなります。今世での縁を強く強く意識していたら、もしかしたら、再会したときに『気がつけるかも』知れませんね。映画などでも、運命の出会いと言った表現がされますが、そういうことかも知れません。

これも、過去の記憶が微かに残っていたひとつの証拠なのだろうと考えています。

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