『人間学⑧運命のとき』
みなさんこんにちは。今回は『人間学』シリーズを書いてきました。全8回の最終回。【少しだけ熱くなりそうです】よかったらお付き合いください。
『運命のとき』
長らくお付き合い頂きありがとうございます。人間学の最終回となりました。最後は少し熱くなると思われますが、何卒最後までよろしくお願い致します。
これまでお話してきた内容について、ご理解頂けていれば良いのですが、なにぶん表現が拙く、上手くお伝えできていない気もしております。然しながら、現在の人類が置かれている状況については何とか広くお伝えしたいので、できる限り頑張ってみます。
運命のときと表現したのは、前回お話ししたように、デフォルトであった場合は【地球の終わり】を意味することになり、私たちが輪廻する場所があるのかすら予測できません。そして、落第が許されたとしても、人類は再び動物からのスタートとなり、現在の発展を遂げるまでには、膨大な時間を要します。
そしてある意味現在の人類は、すでに半分野生動物化し始めていると言えます。欲のコントロールを失いつつあるからです。本能を隠すことを止めた途端、野生化した「元人類」は激しく生存競争を始め、弱肉強食の摂理に従うことになるでしょう。
そして、Ai技術を独占しようとするものが現れ、最後は破滅の道を辿ります。いずれにしても運命のときは迎えることになりますね。だからやるべきことは一つしかないと言えます。その虎の子を、人類が完全野生化する前に決断することができるかどうかに全ては委ねられているということです。
そしてその決断は、多くの者にとって苦しいものとなるでしょう。欲のコントロールを失い、感情と欲が暴走している状況を諦めるという決断になります。簡単ではない。ターミネーターという映画でそれが表現されていますよね。
嘘・誤魔化し・まやかし・疑念・お金・地位・未来計画・利権・覇権・強欲・隠蔽・隠匿・特権・官位・デマ・知恵・知識・叡智・資産・遺産・遺跡・文化・芸術・自然・子供の未来・努力の結晶・思い出・家族・恋人・・・・・
いろいろなものを守ろうとするでしょう。諦めようとはしないはずです。守るために平気で殺し合いをしようとするでしょう。だから苦しいと表現しました。とても重要な決断です。一度、全てを全員が諦める覚悟をする必要があります。その上で全力で守る決断に至る他、道はないと腹を決めてもらうしかありません。
何度も書いています。人類は何度も同じ過ちを繰り返してきた。そして摂理には抗えない。なにをどう誤魔化そうと結果は公平となります。自分の為に生きてきた、動物の要素が多く残った、進化の前半すら未だに越えることができない未熟な存在が今の人類。そう認める勇気を持つしかないのではないでしょうか。
最後に
地球そのものも輪廻をしているとお伝えします。膨大な時間と時空を超えて、想像もできない旅を地球自身も続けているのです。地球があればこそ、その存在が許される人類。なぜそこまで自分自身の欲に拘るのですか?そんな小さな欲など、宇宙や地球の存在意義には何の価値もありません。
地球に感謝する気持ちを忘れれば、その存在を許されるはずはないことに、そろそろ気がついても良い頃ではないでしょうか。人類は過去から現在に至るまで、自分自身の存在を勘違いし続けてきました。今こそ、人類は心をひとつにできるのではないかと私は強く祈ります。そしてこの祈りが世界中に広がりますことを心より祈念して、このシリーズの結びとさせて戴きます。
世界が恒久に平和であり、自然豊かで、笑顔が満ちたものになりますように。
2017.6.18 KAZUYA TAKAHASHI